~ep16~
みなさんこんにちは!
前回のブログ『ストリートファッションの王道「ジーンズ」~日本ジーンズの歴史~』は読んでいただけましたか。まだ読んでない方は、読んでいただけると嬉しいです。
前回のブログに引き続き、今回もストリートファッションの王道アイテム「ジーンズ」について書いていきたいと思います!
前回は、日本でのジーンズの歴史について書きました。日本でジーンズが普及していったのは、ジーンズ誕生から100年近くも経ってからでしたね。
でもそんな日本で生まれたデニム加工の技術があるって知っていましたか?
それは、ウォッシュ加工です!みなさんも1度は聞いたことあるんじゃないでしょうか?
今回はそんな日本発の加工技術「ウォッシュ加工」について書いていきたいと思います。
ウォッシュ加工って何?
そもそも、「ウォッシュ加工」とはどんな加工なんでしょうか?
ウォッシュ加工とは、製品をウォッシャーと呼ばれる自動洗浄機に入れて、熱処理を行う加工方法のことです。別名「しわ加工」なんて呼ばれたりもします。
自然な小じわだったり、着古したような独特の雰囲気を表現できるので、今ではデニム製品のほとんどに使われています。
なんでウォッシュ加工が必要なの?
ウォッシュ加工の目的は、製品の自然な色落ちやしわをつけることで、デニムの生地を柔らかくすることだといわれています。
実は、出来上がったばかりのデニム生地は、何も加工が施されておらず、生地の表面はノリでとても固くなっているんです!
この状態のものを生デニムなんて呼んだりするわけですが、この生デニムは素人にはとても扱えるものではありません。
洗うと色落ちがひどかったり、縮んでしまったりと製品の状態を維持することが難しいのです!
なので、流通する前に穿きやすく、そして扱いやすくしておくためにウォッシュ加工が必要というわけです。
ウォッシュ加工の開発
ウォッシュ加工が開発されたのは、冒頭で書いた通り、ここ日本です。 みなさんも1度は聞いたことあるであろう、有名なジーンズブランド「EDWIN」が開発しました。
「新品でも穿きやすいジーンズをファッションとして定着させたい」をコンセプトに、試行錯誤を繰り返した結果、1963年に初めてウォッシュ加工の開発に成功したといわれています。
それが発祥国アメリカにも逆輸入され、世界中で当たり前の加工となって現在に至るわけです。
まとめ
今回は、ウォッシュ加工について書いてきました。
ジーンズが普及するようになってすぐ新しい技術を開発してしまうなんて、日本の技術者ってすごいんだなぁって思いますよね。
消費者の気持ちを考えた商品開発をするっていうのもなんだか日本的発想な感じもしますよね!
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